本会・正会員(知念 治 氏)の投稿文書が、沖縄タイムスの論壇に掲載されました。

本会 正会員である知念 治 氏 の投稿文書が、(3月1日付け)沖縄タイムスの論壇に掲載されました。

私たち介護の仕事は、スポットライトが当たりにくい仕事かもしれません。
また、スポーツ選手や料理人などの職業に比べると、目立たないかもしれません。
ですが、私たちは胸を張って、
『介護って、実は奥が深くて、凄くやりがいに溢れてるんだよ』
と、堂々と言いきることができるのです。
知念 氏の論壇を拝読して、知念氏がもっとも伝えたいと感じた『思い』を、下記に記したいと思います。

(※「利用者さん・様」など、敬称を省略します)
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日々の生活のなかで、利用者の出来ることが増えたとき、私たちは本人と一緒になって喜びあう。
また、時には(利用者が)自分の思うとおりに上手くいかなかったり、

認知症の症状で忘れてしまったりして、

利用者は不安や葛藤に苛まれ、時に怒ったり、泣いたり、職員とケンカになったりすることもある。

 

私たち介護福祉士は、そうした利用者の心の変化に思いを巡らせ、その方の世界(内的世界)に寄り添い、

ときには利用者の背中に手を添え、
「〇〇さん、しんどいね..辛いね。」と、

本人と一緒になって、その苦しみをまるで自分のことのように分かち合い、

楽しいときには、顔を見合わせて一緒に大笑いしたり、

また、悲しみにうちひしがれてるときには、ともに涙を流し、

 

日々、利用者の傍らには介護福祉士が寄り添い、

『利用者本人の望む暮らし』を支えあい、ともに人生を歩み続ける。

そうしたときに、ふと利用者からもらう、

ある一言の言葉がこの仕事を続ける大きなやりがいになっているように思う。

「いつも世話ばかりかけて、ほんとにすまんね。

でも..、あんたのお陰で、もう少し生きてみようと思う。
・・・、ありがとね」
その言葉を聞いたとき、ふと涙が頬をつたう。思わず泣いた。
この仕事は、たしかにたいへんだけど、
給料も他の仕事に比べたら安いかもしれないけど、

安定した給料は保証されているし、生活できないわけじゃない。
それよりも、もっと、
お金に代えられない、最高の報酬がこの仕事にはあるんだ!!
この一言があるから、今もこの介護という仕事に魅了されている。
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皆様、どうか、

知念氏の論壇・投稿文書を、

是非とも、たくさんの方に読んでいただきたいと思います。

 

そして、一人でも多くの方に、
この介護の魅力に思いを巡らせていただきたいと、

心から深くお願い申し上げます。

 

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